第二章「ラリカ=ヴェニシエスは立ち上がる(上)」

ついに夢だった旅に出たラリカとくろみゃー。彼らはひとまず神器継承のために訪問した王都で、黒い髪と碧の瞳を持ったハイクミア教徒の少女リクリスと出会う。

同年代のよしみから意気投合したラリカとリクリスだったが、話していく中でリクリスがかつてラリカが提案した術式『多層構造術式』の研究を行っている事と、ラリカがリクリスの憧れの人物だったことを知る。

それを切っ掛けに二人は共にユルキファナミア教会に滞在する事になり、リクリスはハイクミア教徒として筆耕・写本の能力を生かして王都のユルキファナミア教会の図書館で働くことになった。

そんな中、二人が夕食を食べるために立ち寄った店で、王都ではリクリスと同じハイクミア教徒を狙った『ハイクミアの吸血鬼』と呼ばれる連続殺人事件が起こっている事を耳にする。